【ライクケア　この人いいね！】～サンライズ・ヴィラ海老名　用務員　山下征夫～

2019.01.15

今回はホームでの「営繕」という職種をクローズアップします。

営繕の仕事は多岐に及びます。
設備の保全や修繕、花壇や樹木の手入れ、入居者様の送迎や、入居者様やスタッフの要望に応じて必要な物を作成したり、イベントの準備や片付け等行います。

まさしく「縁の下の力持ち」的な存在です。

日々ホームが円滑に運営できるのもこういった方々の支えがあってこそなのです。

サンライズ・ヴィラ海老名で働く山下さんも営繕さんの一人。
特に山下さんは、器用さと作業の早さ、そしてセンスの良さを兼ねていて‘スーパー営繕’と呼ばれています。
その腕を買われ、他のホームからも「庭を整備しに来てもらいたい」「隣接地に目隠しを作って欲しい」「空きスペースに合った花壇をこしらえて」等の要望が来て、引っ張りだこなのです。
山下さんは、サンライズ・ヴィラ海老名の開所当時からずっと勤めているので、正に生き字引。ホームの隅々まで把握しているのです。
それに加え山下さんはご趣味の絵画を活かした絵画教室をホームにて開催！！
実はこのトップ画像のスイセンの絵画も山下さんが描き、ホームに展示されている作品なのです。今回は忙しい時間を頂き、話を伺いしました。

―――現在の仕事のやりがいをどういうところに感じますか？

営繕の仕事を通じて皆様の要望をかなえる事に喜びを感じますね。
ご入居者様、ご家族が共に喜んで頂けると心から嬉しいです。
前職ではモノづくりの会社に勤務していて、物を通して社会貢献をしていましたが、今の仕事はダイレクトに人に貢献できるので、非常にやりがいを感じています。
この年になっても人に喜ばれる仕事が出来るなんて、私は幸せ者ですよ。

―――絵画教室も入居者様に喜ばれているようですね

絵画教室を始めて7年ほどたちます。
今まで絵を描いたことがない方たちも多くおられますが、「ここに来て初めて絵を描く楽しさを知ったよ！」と喜ばれる方もおられます。
自分も楽しみながらさせてもらっていますが、自由な職場環境で働けることに感謝しています。

(ご入居者様が書いた絵画に優しくアドバイスをしながら表現方法などをレクチャーする山下画伯）

「営繕」という仕事はご入居者様を直接介護するわけではないですが、入居様の目線で仕事が出来るようにと、介護ヘルパーやガイドヘルパーなどの資格を取ったうえで用務の職に就いたとお話しをしてくださいました。
「送迎一つするにしてもガイドヘルパーの資格を取ったことで、身体状況に応じてご誘導出来るので、入居者様や家族様の安心感につながっていると思います。」と話され、細かな配慮に本当に頭が下がる思いがしました。

そんな山下さんですが、休日は絵画仲間と大河ドラマや朝ドラの撮影地、長野、浜松などへスケッチを描きに行ったり、アユ釣り、市民農園を借りて家庭菜園でトマト、きゅうり、なすなどを作っていて、かなり充実しているようです。
来訪された方が気持ちよく来館できるよう「気づき」と、「お客様目線」を何よりも大切にしていると話す山下さん。帰りは素敵な笑顔で見送ってくれました。