【ライクケア この人いいね!】~サンライズ・ヴィラ海老名 久保菜央子看護師~
2019.09.10
サンライズ・ヴィラ海老名(以下SV海老名)は、24時間看護ですが多種多様なご状態の方々をお迎え入れしてきました。その中心にいるのは久保看護師。
7年間主任看護師としてSV海老名で活躍している久保看護師にお話を伺いました。
看護師への道のりと、病院での日々
―そもそも何故看護師になろうと志したのか、そこからお話しを聞かせてください。
久保 実は私が4歳の頃から母が乳癌を患い、闘病生活を送っていたのです。頻繁に入院先にお見舞いに行くうちに、優しく接してくれる看護師に憧れを抱いていたのです。ですから、中学卒業後はまっしぐらに看護学校を目指していました。
―そうだったのですね。その後は順調に看護師になったのですか?
久保 母は私が白衣を着る前に他界してしまいました。未だ51歳の若さでした。
そのショックから通学列車に乗れないような時期もありました。そんな私を父が片道1時間半かけて毎日送ってくれるような日々も過ごしたのです。
卒業後は小さな病院に就職したのですが、救急患者も受け入れ手術もして、何でもござれの病院だったのです。年季の入ったベテランナースが並み居る中に、卒業したての私が入っていったので、とっても可愛がられ、とってもしごかれた3年間でした(笑)。
その次は、脳外科専門の病院に勤めるのですが、すごい緊張感と多忙な職場で5年目にして疲弊してしまいました。
業務に追われ、患者様に目がいかない自分の姿は、幼い頃に接してくれた看護師の姿とかけ離れてきているなあと、ため息つくようになっていたのです。
老人ホームの看護師としての歩み
―行き詰まりは転機を呼んだのですか?
久保 ですね。老健や在宅診療などを経て、老人ホームにたどり着きました。
SV海老名は色々な方の受け入れ相談があります。知らないことは山ほどあるのですが、常に勉強して「こうすれば受け入れられるかな」と皆で喧々諤々やりあいます。困難案件であっても工夫して受けてしまうと、当たり前になっていくのはやりがいを感じますよ。
―産婦人科と小児科以外は全部対応しないといけないから大変ですね。
久保 だから面白いのです(笑)。日々勉強しなくてはならないから。
病院では常に医師もいて、その指示のもと業務にあたっていましたが、ホームでは医師がいない中、看護師が判断することになるので、その判断力が問われます。また、高齢者の特性をふまえて考えることが重要になってきます。
―病院とホームでの看護師の在り方の違いは何だと思いますか?
久保 病院は退院させることがゴールですが、ホームは人として豊かな最終期間を過ごせるかがゴールだと思うのです。
役割が違うので当然ですが、病院では患部を見ていて、ホームはその人の生活を見ることに軸がありますね。
私の反省ですが病院の時は忙しさに追われ視野が狭くなり、接遇とか完全に後回しになっていました。
―lifeという英語に「生命」と「生活」の意味がありますが、看護師は常にlifeとかかわっていて、病院は「生命」にホームは「生活」に重点があるということですね。
それから、ホームの看護師として気を付けていることはありますか?
久保 ホームでは介護職・看護職・ケアマネージャー・相談員などの他職種が横並びで連携することを意識しています。看護師だから○○はしないという考え方ではなくて、本来、看護とは生活全般をお支えすることなので、そこは介護職と協力しながら業務にあたることを大事にしています。
生まれ変わったらスパイ?
―最後になりますが、気分転換はどんなことをしていますか?
久保 海外ドラマを観ることですね。主にアメリカの作品が多いかな。特にスパイものが好きですねえ。現実逃避できて。「生まれ変わったらスパイになりたいな」なんて妄想にふけります(笑)。
―スパイですか!?それはすっぱいしますよ(笑)。生まれ変わっても看護師で!
今日はありがとうございました。
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