【ライクケア この人いいね!】~サンライズ・ヴィラ瀬谷 事務員兼生活相談員 小川とし子~
2020.06.23
平成18年3月にグループホーム瀬谷市民の森に入職した小川さん。
平成19年2月にサンライズ・ヴィラ瀬谷(以下SV瀬谷)のオープニングメンバーとして選抜され、爾来今日にいたるまでSV瀬谷の欠かせない存在として働いています。
―名実ともに‘SV瀬谷のおっかさん’として、いつもホッとする安心感を提供してもらい、ありがとうございます。
小川 私の体形がなせる業かしら?(笑)
生活相談員も兼務していますが、入居者様の相談を受けるだけでなく、スタッフの相談も多く受けていますよ。話しやすいのでしょうね。
―ホンマモンの相談員なのですね。SV瀬谷でもうどのくらい勤めていますか?
小川 居心地よくて、かれこれ14年もここでお世話になっています。
―そんなに長くですか!?居心地よかった理由は何なのですか?
小川 いろんな意見を柔軟にと取り入れてもらえたり、人間関係で風通しの良い環境だから長続きしたのですよね。
あと、モヤモヤすることがあっても、入居者様と談笑すれば気分転換できるのです。毎日仕事に来るのが楽しくて、必要とされる場があるって、有難いことですよね。
―仕事場に来るのが楽しいなんて、人生の成功者じゃないですか!
でも何故、介護の仕事に携わるようになったのですか?
小川 実は私、36歳でシングルマザーになったのです。事務職などしていましたが、ある時、姉のつてで軽費老人ホームの寮母という仕事に就きました。資格が無くてもできる仕事だったからなのですけどね。でも、高齢者のご相談を受けたり、お世話をしているうちに、段々こういう仕事が好きな自分を見出していったのでした。
学生時代のことですが、手芸で作った物を養護施設などにお届けしていたことがありました。その頃から福祉方面に関心があったんだなって、後から思い出したのです。
―おぼろげに望んでいた仕事に巡り合えたということですね。
小川 そう!心のつながりを大事にして生きてきたつもりですが、仕事と大事にしてきたことが一致したのです。
―嬉しそうですね。
では、最後の質問ですが、長らくこの仕事をしてきたうえで、後続の人たちに伝えたいことは何かありますか?
小川 2年前大病して生死の間をさ迷うような時もあり、復帰できないと思っていました。でも、体調が回復してきた頃にまた声をかけてもらえたのは感激でした。
以前から「思いやりと感謝」が介護に携わる人には欠かせないことだと思ってきました。大病してみて、この心が無ければどんなに技術や資格があっても駄目だとの思いを強めました。時代年齢にかかわりなく大事なことだと思うのです。
そういうことと同時に、仕事に向き合う姿勢に関しては、昭和の女なので、小姑のように教えていきますよ(笑)
―どうぞ、お手柔らかに(笑)。
今日はありがとうございました。
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