少子高齢化が進む日本では、介護施設や介護職員の不足が深刻な課題となっています。厚生労働省の発表*¹によると、2026年までに約25万人、2040年度までには約57万人の介護職員が必要とされており、厚生労働省を主導に多くの自治体が在宅介護への支援強化を進めています。
一方で、「自宅での介護」と「介護施設での介護」、どちらを選ぶべきかは、費用面だけでなく、家族の負担や本人の生活の質にも大きく影響します。本記事では、実際の費用データやそれぞれのメリット・デメリットをわかりやすく比較し、最適な選択をするためのポイントをご紹介します。
【2025年団塊の世代が後期高齢者に!人材不足に対する国の解決策とは?】
厚生労働省は、団塊の世代が75歳以上となる2025年を目途に、重度な要介護状態となっても住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるよう、医療・介護・予防・住まい・生活支援が包括的に確保される体制「地域包括ケアシステム*² 」の構築の実現を提唱しています。
*¹:厚生労働省、第9期介護保険事業計画に基づく介護職員の必要数について
*²:厚生労働省、地域包括ケアシステム
□具体的な取組の事例
①定期的な訪問診療等の実施
②急変時の診療・一時的な入院の受け入れの実施
③医療機関と連携し、服薬管理や点滴・褥瘡処置等の医療処置、看取りケアの実施等
④入浴、排せつ、食事等の管理、リハビリステーション、在宅復帰、在宅療養支援等の実施
⑤50自治体の取組や実施上の工夫について、事例集はこちらからご確認ください
【在宅介護と介護施設の入居はどちらが経済的?費用を比較!】
■介護を行った場所別介護費用(月額)
生命保険文化センターの「2024(令和6)年度 生命保険に関する全国実態調査*³」によると、介護に要した費用(公的介護保険サービスの自己負担費用を含む)は、住宅改造や介護用ベッドの購入費など一時的な費用の合計は平均47万円、月々の費用が平均9.0万円であることが判明しました。そのうち、介護を行った場所別の月々の費用は、在宅では平均5.3万円、施設では平均13.8万円となっています。
*³:生命保険文化センター、2024(令和6)年度「生命保険に関する全国実態調査」
施設と自宅で介護をした場合の月々にかかる費用を比較した結果から分かるように、在宅介護のほうが費用は大幅に抑えられることが分かります。
しかし、介護における負担は金銭的なものだけではありません。厚生労働省の「国民生活基礎調査の概況*⁴」より、要介護支援のレベルが高くなるにつれて介護に要する時間が長くなっており、要介護レベル3(食事や着替えだけでなく、排泄、歯磨きなどの日常動作で介助を必要とする状態)以上になると、50%以上の人が半日以上を介護時間に費やしていることが判明しました。24時間365日体制で介護をする家族にとって、在宅介護による作業や時間的な負担はかなり大きいことが分かります。
■要介護度別にみた「同居の主な介護者」の介護時間の構成割合
*⁴:厚生労働省、国民生活基礎調査の概況
【在宅介護と介護施設それぞれのメリットとデメリットは?】
■在宅介護のメリット&デメリット
メリット
・本人が環境を変えることなく、住み慣れた自宅で精神的な安定を持って介護が受けられる
・介護サービスの利用頻度や種類を、本人の希望や状況に応じて、比較的自由に調整することができる
・本人のそばにいてあげることができる
・主治医に継続してみてもらうことができる
デメリット
・最初は意欲的に取り組めても、何年も介護しているうちに、精神的にも肉体的にも疲労が蓄積していく
・介護が原因で病気になったり、うつ病を発症したりする例もある
・介護のために仕事を辞めざるを得なくなる介護離職や、献身的な介護の末燃え尽き症候群になるケースもある
・睡眠不足など、介護者の健康面に影響を及ぼす可能性がある
・介護者の不在に時に何か起こってもすぐに対応ができない
■介護施設のメリット&デメリット
メリット
・専門家による介護が24時間体制で受けられるため、痰吸引や経管栄養などの医療的な処置、寝たきりの場合の体位変換など、在宅介護では困難なことでも安心して任せられる
・認知症による徘徊などがある場合、夜間でも目が届く施設介護であれば安心できる
・専門家による適切なケアを常時受けられる
デメリット
・在宅介護よりも費用の負担が大きい
・施設になじめず住み替えや対処をする可能性がある
【ライクケアの現場スタッフより、在宅介護と介護施設の入居どちらの選択を取るべきかポイントを解説】
□選択する際に見るべき4つのポイント
1.どのように暮らしたいかは、ご本人の意向を尊重することが大切です。
2.在宅介護を続けられる環境が整っているか、ご家族や在宅の介護保険サービスがどの程度関われるかを確認しましょう。地域包括支援センターや担当のケアマネジャーに相談すると、丁寧に説明を受けることができます。
3.認知症の症状によって生活に支障が出ている場合や、医療的ケアが必要な場合は、専門的な支援を受けやすい施設への入居が適していることが多くあります。
4.在宅介護と施設入居、それぞれの費用を試算し、長期的な視点で判断することが重要です。介護施設にはさまざまな価格帯がありますので、事前に調べておくことをお勧めします。
本施設は、ご入居者様にやすらぎの空間でくつろぎながら、ご家族様とすてきな思い出を重ねていけるよう、細やかなサポートとおもてなしの心で、安心と笑顔に溢れる穏やかな日々を提供します。全室個室でプライバシーに配慮した居室はベッドや家具等を自由にレイアウトいただけるため、自分らしく過ごせる居心地の良い空間を作り上げることができます。
個室浴槽
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■サンライズ・ヴィラ春日部東3つの特徴
1. 駅近でアクセス良好な立地
東武アーバンパークライン「南桜井駅」から徒歩5分という好立地に位置し、施設までの道のりは平坦で、昔ながらのスーパーや老舗の和菓子屋さん等、情緒あふれるお店が立ち並んでいます。また、乗り換えに使用される「春日部駅」から15分以内にアクセスできるため、 埼玉県だけでなく、東京都、千葉県等の幅広いエリアのお客様もご案内が可能です。
2.お客様のニーズに合わせたグループレクリエーションの提供
・身体能力を生かした運動レクリエーション
・音感機能を生かした音楽レクリエーション
・頭脳を生かしたレクリエーション
「サンライズ・ヴィラ春日部東」は1階にご入居者様が集まれるよう広いスペースを確保しています。3つの軸を主としたレクリエーションを行うことで、個々の要望に合わせられるような趣味を提供し、毎日の生活を豊かにしていきます。
3.24時間看護体制と春日部市では数少ない「睡眠センサー」の導入で、安全で安心な生活をサポート
本施設は 24 時間看護体制で運営しております。その他にも、全室に見守りシステムとしても力を発揮する「睡眠センサー」を導入。睡眠センサーは体動(寝返り、呼吸、脈拍など*)を検出して、睡眠状態を判定する非装着・非侵襲のセンサーです。マットレスや敷布団の下に敷いて電源を入れるだけで使用できて、身体に何も装着しないので、利用者様に機器の存在を感じさせずに自然な睡眠を計測できます。計測したデータは専用のViewerアプリでリアルタイムに閲覧できるので、利用者様の状態に合わせたケア・見守りに利用できます。
*睡眠センサーは、体動を検出するためのセンサーであり、生命に関わる環境下での監視には使用できません。寝返りなどの大きな体動が多いなど、状況によって呼吸・心拍に相当する体動を検出できない場合があり、生命に関わる監視装置としての性能・機能は有していません。また、心拍・呼吸に相当する体動から算出したものをそれぞれ心拍数・呼吸数と表現しています。
春日部市で3拠点目となる本施設ではこれまでの経験を活かし、お元気なうちからお看取りまで、長期間にわたり同じホームで安心してお過ごしいただけるよう、医療サポートも充実してまいります。
ライクケアでは、ご入居者様およびそのご家族様が安心して入居いただける施設づくりをモットーに、サービスの質の向上のための職員の育成や最先端システムの導入に力を入れています。団塊の世代が75歳を迎えることで5人に1人が75歳以上の後期高齢者になるとされる2025年に入った今、介護業界に従事する企業として今後も様々な施設を展開してまいります。
■施設概要
施設名称:サンライズ・ヴィラ春日部東
所在地 :〒344-0115 埼玉県春日部市米島352-1
東武アーバンパークライン線「南桜井駅」下車、徒歩5分
東武スカイツリーライン線・東部アーバンパークライン線「春日部駅」下車、徒歩15分
入居条件:①単身高齢者世帯②高齢者+同居者
(配偶者/60歳以上の親族/要介護・要支援認定を受けている60歳未満の親族/特別な理由により同居させる必要があると知事等が認める者) (「高齢者」とは、60歳以上の者または要介護・要支援認定を受けている60歳未満の者をいう。)
支払い方式:月払い方式
居室数・定員:72室・72名
居住の権利形態:利用権方式
敷地面積:2058.17㎡
延床面積:2673.83㎡
居室面積:18.00~20.16㎡
構造規模:鉄骨造地上4階建
土地・建物の権利形態:賃借権 契約期間30年間(更新あり)
協力医療機関:医療法人社団廣和会埼玉杉戸診療所(内科)
事業主体:ライクケア株式会社
施設詳細URL:https://www.like-cn.co.jp/homes/sunrise-villa/kasukabehigashi.html
お問い合わせフォーム:https://www.like-cn.co.jp/inquiry/index.html
施設見学ご希望の方:https://www.like-cn.co.jp/consider/visit.html
ライクは、「エコ・ファースト認定企業」であり、ライクの子会社で保育施設を運営するライクキッズでは保育園で発生した廃油を再利用した「廃油石鹸」を導入しています。未来の世代に豊かな地球を引き継ぐために、日々の小さな取り組みから持続可能な社会の実現を目指す11月9日の「いい地球の日」に合わせ、この廃油石鹸の使用をライクの子会社で介護施設を運営するライクケアにも拡大することをお知らせいたします。
■ライクキッズが始めた取り組み「廃油石鹸の導入」について
ライクキッズでは、運営する保育施設において約11,000名のお子さまをお預かりしており、次世代に豊かな地球を引き継ぐことを使命と考え、持続可能な社会の実現に努めています。この一環として導入している廃油石鹸は、合成界面活性剤を使用せず、手肌に優しく環境への負担が少ない製品です。また、パーム由来の原料削減にも取り組み、循環型社会の形成に貢献しています。この石鹸の使用により、川や海の生態系保護に役立ち、未来の子どもたちが安心して使える持続可能な選択肢を提供します。
2024年4月にライクキッズが廃油石鹸を導入してから半年が経過し、当初は1園のみで行っていた廃油回収が、現在では当時導入した165施設すべてに拡大しました。園児たちからは「ドーナッツの匂いがする!」といった特徴ある香りに対する声が上がり、初めは市販品とは異なる香りや使用感に戸惑う様子も見られましたが、次第に慣れ、持続可能な行動をとることを日常生活の中で学ぶきっかけとなっています。4月以降の新規開設施設においても、順次導入を進めております。
また、にじいろ保育園中野野方では、幼児クラスの子どもたちが給食後にスケッパーを使用し自分たちで皿を綺麗にしてから給食室に返却する活動を行っています。廃油石鹸を用いることで水を汚さず、自主的に環境に優しい行動を実践するなど、環境意識がさらに高まる効果も生まれています。
■11月9日「いい地球の日」、ライクケアでの導入拡大のお知らせ
今後は、グループ全体での導入拡大を目指し、未来の世代に豊かな地球を引き継ぐために、日々の小さな行動から持続可能な社会の実現を目指す11月9日の「いい地球の日」に合わせ、ライクケアの施設にも順次導入することをお知らせいたします。
これからもライクグループは、持続可能な未来を築くための取り組みを続け、環境負荷の低減と社会貢献に努めてまいります。
当社では、これまでお取引先様やお客様に支えられ、
毎年新規施設を開設させていただいておりますが、
既存施設によっては、満室により入居をお待たせしている状況が
変わらず継続しております。
お客様からのニーズがあるのであれば、少しでもお応えしたいという思いから、
より新たな施設の開設を行わなければと思っております。
日頃から様々なご提案をいただいておりますが、1日でも早く、
多くのお客様に選ばれ、ご入居いただける施設の開設をと思います。
弊社をテナントにとお声がけいただける企画などありましたら、
ぜひご連絡お待ちしております。
担当直通メール:lc_development@like-cn.co.jp
埼玉県春日部市に3棟目となる
「サンライズ・ヴィラ春日部東」(サービス付き高齢者向け住宅/特定施設(申請予定))が2025年2月1日にオープン予定となっております。
当社では26番目のホームとなり、これまで培ったノウハウを基に皆様へサービスを提供してまいります。
パンフレットなどの資料は準備でき次第配布開始、現地のご見学は2024年12月からを見込んでおります。
ご興味ありましたら、当社までご連絡ください。
また、アンケート調査の結果を参考に、年末年始の帰省時に注意すべきご家族様の6つの行動を選定し、「あじのさしみ」という合言葉を作成しました。
「あじのさしみ」は、注意すべきご家族様の行動を選定し作成した合言葉です。ご家族様の介護について漠然と検討している方が、年末年始の帰省時に久しぶりにご家族様の様子を見て、より具体的に検討すべきタイミングかどうかを判断する基準として、参考にしていただけます。
また、今回のアンケート調査では、ご家族様の施設入居を検討し始めたきっかけの他、入居前後での施設入居への印象の変化などについても尋ねました。
- 施設への入居を検討し始めたきっかけとして最も多かったのは「介護できる人がいなかった」「看病が必要な病気を発症した」や「物忘れがひどくなった」など、発病や認知症の進行がきっかけとなったケースも
施設への入居を検討し始めるきっかけとなった出来事は、「介護できる人がいなかった」が最多となりました。また、「看病が必要な病気を発症した」や、「物忘れがひどくなった」などの回答も多く、発病や認知症の進行がきっかけとなり、ご家族様の施設入居を検討し始めた方が多いことが分かりました。その他、「住環境がバリアフリーに対応していなかった」、「本人が入居を希望した」、「1人でトイレに行けなくなった」などの回答も多く集まる結果となりました。
- ご家族様の施設入居に前向きであった方は約半数!一方で、3割弱が前向きではなかったと回答
施設入居に対しては、約半数にあたる49.5%の方が前向きに考えていたことが分かりました。理由としては、「プロに介護を任せる方が良いと思ったから」や、「医療体制が整っているから」、「一人暮らしより孤独ではないだろうから」、「食事の世話や健康管理をしてもらえるから」などがあり、施設の環境や設備に対しての安心感から前向きであった方が多かったことが分かりました。
一方で、3割弱の方は前向きではなかったと回答しており、「本人が嫌がっていたから」、「本人が家庭での介護を望んでいたから」など、ご本人の意思を尊重されていた方や、「自分たちで対応できると考えていたから」、「発病するまで施設への入居が必要な状況になることを想定していなかったから」など、家で介護ができていた方や、ご本人の発病までは選択肢になかった方がいたことが分かりました。
- 万全の介護・看護体制、施設での充実した生活ぶりから8割の方が施設への入居決断に「満足している」と回答
ご家族様の施設入居を決断したことについては、8割の方が「満足している」と回答しました。「発作時にすぐ対応してもらえ、命を救われたと感じている」、「体調の変化を見逃さずにケアしていただける」など、医療体制の充実ぶりや、「本人が入居生活に満足している」、「本人の不満もなく、レクリエーションが充実している」など、ご本人が施設での生活に満足していることを理由として挙げた方が多くいらっしゃいました。
一方、「どちらともいえない」や「満足していない」と回答した方からは「施設への入居に葛藤がある」、「入居が少し早かったと思うときがある」などの声がありました。
- 「施設入居を検討する際はご家族様と話せるうちにお話を」 ライクケア株式会社
帰省した際に、ご家族様の以前との変化に気がついたとき、どのようにして良いのか不安になるのは当然です。その際は、行政の介護保険窓口や地域包括支援センターへ問合せを行い、在宅生活を継続できるサポート体制を整えることが先決です。
しかし、在宅での生活がいよいよ厳しくなり、突然、施設を探さなくてはならないときがくることがあります。迷いや葛藤がありながらも入居に前向きになるような、望ましい施設・ホーム等との出会いは、事前の準備により大きく左右されます。ご家族様にとって良い環境を選択できるよう、事前にどのような施設があるのかを知っておくことも大切です。
行動が上記の合言葉に当てはまると気がついたときには、ご家族様自身も不安に感じている部分が少なからずあると思います。それと同時に住み慣れた家から離れるイメージやその寂しさを抱えているかもしれません。そんな気持ちに寄り添いながらも、ご家族様の命や安全な生活を守るために、お話ができるうちに施設入居をひとつの選択肢として話し合うことをおすすめします。
【調査概要】
・調査期間 :2023年11月13日(月)~2023年11月26日(日)
・調査対象/世帯数:ライクケアが運営する介護付有料老人ホーム等のご入居者様のご家庭190世帯
・調査機関(調査主体):ライクケア
・調査方法(集計方法、算出方法):インターネット調査
『フェリエ ドゥ 上井草』は、都内のライクケア運営施設の中で最大規模となる102名の定員を誇る介護付有料老人ホームです。「Family Gathering Place : 家族が集う場所」をコンセプトとし、“ご入居者様の第2の家”となることはもちろんのこと、ご家族様は実家に帰ってきたと感じられるような雰囲気を大切にするホームとして、どなたでも気軽にお越しいただける空間づくりを目指しました。東京都の木「イチョウ」をモチーフにした長寿を願う色と、杉並区の花「サザンカ」をモチーフにした入居者様一人ひとりの健康を願う色、そして杉並区の木「アケボノスギ」をモチーフにした入居者様との楽しい思い出を奏でる色をイメージカラーとし、地元に根付いた施設を目指します。
本施設は、入居者様にリラックスし自宅にいるように過ごしていただきたいとの思いから、エントランスロビーやダイニングなどはゆったりとした空間となることを意識しており、心の安らぎを演出しています。居室は全室個室。プライバシーに配慮され、ベッドや家具などは自由にレイアウトいただけるため、自分なりの過ごしやすい空間を作り上げることが可能です。さらに、身体状況に影響されずいつまでも入浴を楽しんでいただけるよう、多種多様なタイプの浴室を完備しました。
『フェリエ ドゥ 上井草』では、理学療法士(PT)、作業療法士(OT)、言語聴覚士(ST)などのリハビリテーション専門の職員の配置や24時間365日介護職員・看護職員の常駐、スタッフの講座受講による認知症ケアの質向上など、入居者様の様々な身体状況に対応したサポート体制が充実しています。ライクケアが手掛ける24施設の運営経験を活かし、各施設で実施している取り組みも積極的に採用。ポリファーマシー※2対策やEMS(電気刺激による運動機器)、アロマテラピーなどを導入する予定です。また、ご家族の皆様にも安心していただけるよう、見守り支援システムや服薬支援システム、緊急呼出コールシステムなどの各種連動サポートシステムも活用しています。
【充実のサポート体制】
1.PT,OT,ST※1によるリハビリテーション
リハビリテーションのその先の楽しみのため専門職員を配置し、お客様のご要望や目標に合わせたリハビリメニューを作成。業界では珍しく、理学療法士(PT)、作業療法士(OT)、言語聴覚士(ST)が常勤で配置されており、指導やサポート、定期的な評価やご家族様への説明まで行います。
2.24時間365日、介護職員に加え看護職員も常駐
ご病気により医療行為が慢性的に必要になった方にも安心してご入居いただけるよう、看護職員を24時間配置。より幅広くお客様のお迎えを可能にします。
3.空間・環境からサポートする認知症ケア
スタッフは「認知症サポーター養成講座」を受講し、認知症の方への向き合い方を改めて学ぶことでサービスの質を高めます。ケアに役立つと言われているアロマを取り入れることで心の安らぎや心地よさを演出します。
【お客様を支える連動サポートシステム】
●介護記録ソフト
介護職員や看護職員を中心にお客様の日々のご生活を「電子介護記録」として作成します。
●見守り支援システム
”眠りの質”を視覚的にとらえ、心拍、呼吸などの情報を収集し、体調把握を行います。
●緊急呼出コールシステム
居室やトイレ、浴室に設置したお客様の”命綱”であるナースコールシステムです。
●服薬支援システム
お薬をお渡しする際にシステムに登録されたお客様情報とお薬を照合します。
ライクケアでは、入居者様およびそのご家族様が安心して入居いただける施設づくりをモットーに、サービスの質の向上のための職員の育成や最先端システムの導入に力を入れています。団塊の世代が75歳を迎えることで社会に様々な影響が生じる「2025年問題」が目前に迫る中、介護業界に従事する企業として今後も様々な施設を展開してまいります。
※1 理学療法士(PT)、作業療法士(OT)、言語聴覚士(ST)
※2 「ポリファーマシー」とは、多くを意味する「ポリ」、調剤を意味する「ファーマシー」からなる言葉で、単に薬の数が多いことではなく、それに関連した薬による有害事象が増えるなどの問題につながる状態のことを言います。
■『フェリエ ドゥ 上井草』HP
当社ではこれまでコロナ禍において面会制限を行っておりましたが、
5類へ移行したことを受け、運営するすべての施設において、
「要事前連絡」のみをルールとし、
その他の制限(時間、人数、年齢など)はすべて撤廃となっております。
改めて、ご家族の皆様、そしてこれから施設を検討されるお客様の
ご来館をお待ちしております。
※コロナも含め、「感染症」が蔓延する状況に置きましては、
ご連絡の上、一時的に制限をかける場合もございます。
※厚生労働省発表「第35回介護福祉士国家試験におけるEPA介護福祉士候補者の試験結果」参照
■在籍施設のスタッフからのサポートにより勉強と仕事の両立を実現
合格した7名のうち6名はインドネシア出身者、1名はベトナム出身者で、平均在籍年数は1年8ヶ月、最短で在籍7カ月での合格となりました。
インドネシア籍のタバーさん(写真左)は、2017年6月に来日し、ライクケアには2021年5月に入社。今回3回目の受験となり、約5年間合格に向けて勉強と仕事の両立に励んできました。介護の専門的な知識に加え、日本語の勉強、特に漢字には苦労したと言います。昨年介護福祉士国家試験に合格した外国人スタッフから参考書を借り、施設長から問題を出してもらうなど在籍する「サンライズ・ヴィラ 横浜東寺尾」の職場からのサポートを一身に受け挑戦した結果、3度目の正直で合格をつかみ取りました。今後は、「ケアマネージャーを目指したい」と意気込みを語っています。また、もともとはインドネシアで看護師をしていた経験から、日本でも看護師の仕事を目指します。
今回唯一のベトナム籍となるフォンさん(写真右)は、2016年6月に来日し、ライクケアには2019年6月に入社。フォンさんが在籍する「サンライズ・ヴィラ 海老名」でも介護主任が参考書を貸すなど、施設全体でのサポートがあり、今回初めての受験で合格となりました。コロナ禍であり外出する機会も減ったことから、自宅で集中して勉強できたそうです。フォンさんはベトナムに住んでいた頃、自身の親の介護が不安になり、介護の勉強をするために来日しました。いずれは学んだことや身に付けたスキルを活かし、ベトナムで介護の仕事をすることが夢だと語っています。
ライクケアでは、介護業界全体の人材不足に向き合い、今後も多くの外国介護職員を受け入れ様々な施設で活躍することのできる人材育成に力を入れてまいります。
サンライズ・ヴィラ板橋向原」は、2022年7月に開設されたリハビリ特化型の介護付き有料老人ホームです。専属のリハビリ職員による個別リハビリプログラムとリハビリ機器の導入をしており、お身体の状況に合わせた5種類の入浴方法も提供するなど、入居者様お一人おひとりの自立支援とともにその方が「その人らしく」ご生活できるようサポートすることのできる施設です。
この度、同グループ子会社である子育て支援サービス事業を営むライクキッズにて実施している、ヴァイオリニスト高嶋ちさ子氏主宰の「MUSICO(ムジコ)」音楽教室の縁から、高嶋ちさ子氏がプロデュースする12人のヴァイオリニストのメンバー、藤田花観さんと杉浦愛佳さんにお越しいただきヴァイオリンコンサートを実施しました。
当日は、入居者様やそのご家族、そして地域の方もお招きし、クラシックや人気アニメ-ション映画の名曲など馴染みのある曲を10曲演奏いただき、皆さん楽しまれました。コンサートの後は、ヴァイオリン体験会を実施。どのように音を鳴らすのか実際にヴァイオリンに触らせていただくなど、交流の場も設けられ、入居者様からは「いい思い出になった」「また開催してほしい」などの声があがりました。
ライクケアでは、入居者様が音楽を聴くことで気持ちが豊かになったり、表情が柔らかくなるなど、音楽セラピーの一環として今回の機会を楽しんでいただけたことを受け、今後も様々なアクティビティを提供し、入居者様が常に前向きな気持ちで過ごすことのできる介護施設の運営を進めてまいります。