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ご入居者の安心・安全な生活の提供と、QOLの維持・向上を目指す 高齢者の多剤併用による副作用のリスク軽減 ~有料老人ホーム・提携医療機関・薬局の協力による『ポリファーマシー対策』~

2022.11.11

ライクケア株式会社は、株式会社メディカルガーデン(本社:神奈川県海老名市、代表取締役:小林 弘忠、以下メディカルガーデン)協力のもと、ライクケアが運営する介護施設利用者様の多剤併用による副作用を軽減するため、「ポリファーマシー対策プロジェクト」を開始いたします。ご入居者の安心・安全な生活の提供および、QOLの維持・向上を目指します。

 

■薬を減らしてリスク軽減 
 近年、多くの薬を服用することにより副作用などの有害事象を引き起こす「ポリファーマシー」問題が注目され、厚生労働省等からも問題提起の呼びかけが行われています。ポリファーマシーとは、単に服用の薬剤数が多いことではなく、それに関連して薬物有害事象のリスク増加、服薬過誤、服薬実施意欲低下等の問題につながる状態を言います。
6剤以上服薬した場合に薬物有害事象の発生増加に関連したというデータもあります(図1)。

▲図1:【厚生労働省】高齢者の医薬品適正使用の指針総論編
【日本老年医学会】高齢者の安全な薬物療法ガイドライン 2015 より引用

 

(参考)

「高齢者の医薬品適正使用の指針(総論編)について」の通知発出について(厚生労働省)

https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208848.html

 

あなたのくすりいくつ飲んでいますか(日本製薬工業協会) ※厚生労働省監修

https://www.jpma.or.jp/news_room/movie_ad/movie/polypharmacy.html

 

■プロジェクト概要

医師・メディカルガーデン所属の薬剤師の指導の下、下記取り組みを行います。

特定の自覚症状に対し介護職員たちが対象のご入居者の容態確認を1カ月間行い、その後、容態モニタリング結果資料を薬剤師に提出し、薬剤師より減薬の提案、医師より減薬は可能か判断いただきます。医薬品の副作用で更に薬剤が追加されている可能性を鑑み、薬学・医学的に判断し減量・中止しながら経過を観察していきます。

▲サンライズ・ヴィラ藤沢羽鳥で行われた職員向け説明会の様子

 

■プロジェクトの目的

本プロジェクトはポリファーマシー対策を通じ、ご入居者の安心・安全な生活の提供やQOLの維持・向上を目指します。また、一つひとつの自覚症状に対し入念な観察を行うことで、職員のご入居者への観察力向上、対応力向上を図ります。観察力・対応力向上により現場からの情報が増え、施設・医療機関・薬局との更なる連携強化にも繋がると考えます。

 

■プロジェクト実施施設

・ サンライズ・ヴィラ海老名

・ サンライズ・ヴィラ藤沢湘南台

・ サンライズ・ヴィラ藤沢六会

・ サンライズ・ヴィラ藤沢羽鳥

 

■株式会社メディカルガーデンについて

メディカルガーデンは神奈川県の中心部に位置する海老名市で7店舗調剤薬局を運営しており、全ての店舗で有料老人ホームやグループホームなどの介護施設の服薬管理を行なっております。神奈川県全域・一部東京エリアにおいて、在宅専任薬剤師による医師の診察への同行、薬剤のアドバイザリーとして機能し、24時間365日緊急時対応を実現しております。
ご入居者様、ご家族様、ご施設職員様から最も信頼され、安心と安全を提供する在宅支援調剤薬局を目指しております。

 

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